アルマイト処理(陽極酸化処理)は、アルミニウム部品の表面に酸化被膜を形成し、耐食性・表面硬度・外観を向上させる表面処理です。追加される厚みはアルマイトの種類によって異なります:
タイプII(装飾用アルマイト)は、総厚みで約8〜25 µm(0.0003"〜0.0010")が一般的で、そのうち約50%が表面内部に浸透し、残り50%が表面上に形成されます。
タイプIII(硬質アルマイト)では、総厚みが25〜100 µm(0.001"〜0.004")に達することがあり、こちらも同様に約50%が内部浸透、50%が表面成長です。
例えば、タイプIIIのアルマイトで50 µmの被膜を形成した場合、各表面の寸法増加は約25 µm(0.001")であり、残りの25 µmは母材に浸透します。
高精度公差が要求されるアルミ部品を設計する際には、特に嵌合面、精密穴、摺動部などでアルマイト層の成長を考慮することが重要です。部品は「アルマイト処理前寸法」で設計するか、または加工仕様で被膜成長分を補正するように設計すべきです。Newayでは、特にアルミ6061や7075部品において、±0.01 mm以内のアルマイト公差を確保できるよう日常的に加工を行っています。
Newayは、CNC加工および社内でのアルミニウムのアルマイト処理サービスの統合対応を提供しています。装飾用のブラックアルマイトから、摩耗部品向けの機能的ハードコートまで、膜厚の均一性・色の一貫性・検査書類の完全提供を含め、ISO 9001:2015品質基準に基づく厳格な管理体制で納品します。