Newayでは、金属組織解析サービスを国際的に認められた包括的な標準体系に厳密に準拠して実施しています。これにより、結果の正確性・再現性・国際的な信頼性を確保しています。これらのプロトコルを遵守することは、品質検証や破壊解析のために高信頼性データを提供するうえで不可欠です。当社の分析は、精密加工サービスから医療機器製造まで、あらゆる業界で求められる品質基準を支えています。
信頼できる金属組織解析の基盤は、一貫した試料作製手順にあります。当社のプロセスは、以下の国際的に認められた規格に基づいています。
ASTM E3-11:金属組織試料作製の標準ガイド — 切断、埋め込み、研磨、ポリッシング、エッチングの全工程を対象とした基本規格です。これにより、試料表面に人工的な欠陥が生じず、実際の微細組織を正確に再現できます。
ASTM E407-07:金属および合金の微細組織エッチング標準手順 — 一般的なCNC加工用アルミ合金から、InconelやHastelloyなどの超合金に至るまで、各材料に最適なエッチャントを選択・適用する際に使用します。
ISO 17025:試験および校正機関の能力に関する一般要求事項 — 管理体系に関する規格ですが、この原則を品質システム全体に適用しています。これにより、技術的能力・結果の妥当性・国家標準へのトレーサビリティを確保しています。
定量的なデータが必要な場合、当社の分析は以下の測定規格に基づいて行われます。
ASTM E112-13:平均結晶粒径測定標準試験法 — 機械的特性に直接影響する重要なパラメータである粒径を測定するための決定的手法です。特にCNC加工における熱処理効果の検証において重要です。
ASTM E1245-03:鋼中の非金属介在物定量評価手順 — 鋼材の清浄度および高応力用途での性能予測を評価するため、非金属介在物を定量的に測定します。
ASTM E45-18a:鋼中の介在物評価標準試験法 — 介在物評価を国際的に理解可能な形式で行うための補足的手法を提供します。
当社は、各専門産業分野における厳格な要求基準にも対応しています。
航空宇宙・防衛産業: SAE(例:航空機用高品質鋼の清浄度規格AMS 2301)およびNADCAP(航空宇宙・防衛請負業者認定プログラム)の化学処理および冶金検証要件に準拠した解析を実施しています。
石油・ガス産業: 石油・ガス業界向け部品の解析では、API(アメリカ石油協会)およびNACE(腐食技術者協会)の基準に基づき、硫化水素応力割れ(SSC)などの感受性を評価します。
自動車産業: 自動車業界のグローバルサプライチェーンに対応し、主要OEMが要求するISOおよびASTM規格に準拠した検証を行っています。
これらの国際規格を基盤とすることで、Newayは客観的で信頼性の高い、かつ証拠性のあるデータを提供します。この厳格なアプローチにより、CNC試作加工サービスによるプロトタイプから、量産サービスでの部品まで、すべての製品が設計意図および品質要件を確実に満たすことを保証しています。